人吉を出発すると、車内の鉄分濃度が上がった気がします。残りは観光目的の方の為、雰囲気は先ほどとは一変しましたね。乗りたくて乗ってる方ばかりですからね😁
わたしもボックス席を一人で占領出来るようになった為、昨晩に買ったお酒とコンビニで買ったおつまみをようやくいただきます。まだ朝の10時台ですが、まぁいいでしょう。。。σ(^_^;
このお酒の銘柄、なんと読むんだったか忘れてしまいましたが、美味しかったのです😉前夜から冷蔵庫でキンキンに冷やして、朝方にホテルで氷いただいて、持参した保冷バッグ🆒に押し込んでここまで来たのです。結構、楽しむ為に手間かけているでしょう?😜
肥薩線乗ったら、コンビニのお酒じゃなくて、地酒を楽しみたかったのですよね🎶
↓最初の停車駅は大畑(おこば)です。その昔のSLの給水と石炭の補給をしたところだそうです。肥薩線の開業に際しては、戦時を見据えた戦略的な構想もあった国家的事業だったととのこと。わざわざ集落の少ない険しい山間を、トンネルとスイッチバックとループ線を用いて開通させた経緯もあるそうで、元はこっちが鹿児島本線だったそうですよ。ほ~☺
↓給水塔の名残ですね。それから、以前の駅の施設を再利用したレストランがありました。お食事しようとするならば、ちょっと列車で訪問は無理かもね🍴
2004年から走っているのですね。。。JR九州は頑張ってるのですね〜。でも、肥薩線の人吉〜吉松間って、一般の需要がどれほどなのかなぁって考えちゃう。毎日定期列車で走らせているけど、観光以外にほぼ需要がなさそうな気もしますが、肥薩線を観光路線で残すと腹を決めたJR九州はスゴイのです🙋
↓最初の1枚を撮ってもらっちゃった〜
大畑駅の外れに、肥薩線建設の際の殉職者の方の慰霊碑があります。それから、戦後間もない頃の列車後退事故の際の犠牲者の方の慰霊碑も真幸を過ぎた山神第二トンネル付近にもありまして、車内放送でもこの二つの事象はアナウンスされてます。なんか、慰霊碑が多いなぁと思って。。。
↓駅名標は左「ひとよし」右「やたけ」ですが、スイッチバック駅の為に列車は共に左方向へ出発します。右へ進むと車止めですね。
↓ここへ名刺を貼ると出世するということで、そこら中に名刺が貼られてます。なんか、神社みたいですね
↓駅の外に出てみますが、レストラン以外何もないです。入り口にも名刺がベタベタと貼られてますね。
↓沿線にたまに見える集落。
↓先頭車にカメラついている為、モニターにリアルタイムで映し出されます。このビデオ映像ほしいなぁ・・・。
↓NTTドコモの協力で、タブレットによる観光案内実験も行われてます。これはいさぶろう1号と3号のみの実験だそう。
この駅の先が宮崎県で、これまた難工事で知られる矢岳第一トンネルがあります。異常出水で、馬が荷物ごと太平洋まで流された話も車内放送であります🐴
列車の名前の由来となった山縣伊三郎と後藤新平のそれぞれの自筆による額がトンネルの入口上部にあります。
「天険若夷」(てんけんじゃくい)と「引重致遠」(いんじゅうちえん)は、このトンネルの難工事を労るものだそう。車内モニターを見ていると確認できます。額の意味もアナウンスされて、「てんけんいのごとし(天下の険しい難所を平地のようにした)」と「おもきをひきいてとおきにちす(重い物を引いて遠くへ至ることが出来る)」とのことだそう。。。
聞いてるだけで、激しい難工事だったことが伺えますね。。。
↓列車は1日3本。。。
↓ここからは吉松方面へ下っていきます。
↓まったりと矢岳停車中の「いさぶろう」
↓人吉SL館に保存中のD51。屋内保存ですが、塗装ハゲハゲであまり良い状態とは言えませぬ。SL人吉号牽引の8620形は、以前はこの横に展示されていたそうです。
↓ここでも、アテンダントさんが撮ってくださいます。
↓これは自撮り。
↓矢岳第一トンネルと「いさぶろう・しんぺい」のイメージ??
↓モニター撮したものです。「天険若夷」って右から読んでね。
↓矢岳第一トンネルを抜けると現れる、日本三大車窓、矢岳越えの眺望。韓国岳を初めとする霧島連峰とえびの高原のパノラマです。肉眼ですと桜島もうっすらと見えたのですが、写真には映らないですね。でも、雨じゃなくて本当によかったです。。。雨だと何にも見えないもんねぇ〜。
↓そして最後の停車駅、真幸に到着です。ここもスイッチバック駅。
↓ここは宮崎県〜。一応宮崎初上陸〜!!ちょっと、インチキくさいかなf^o^;
でも、よく見ると、矢岳(熊本県)真幸(宮崎県)吉松(鹿児島県)と、一駅ごとに県が変わるのよね。。。
↓幸せの鐘。わたしは微妙ね・・・。女装して旅してることは幸せだと思うけど、この姿に思い悩むこともあるからね。。。
↓そして、終点吉松到着です。熊本から3時間弱。乗客の殆どの方は、隣のホームの「はやとの風1号」に乗り換えします。3分の接続のため、慌ただしくアテンダントさんが走り回って乗客に声をかけます。わたしは後発の「3号」で鹿児島へ向かうのです。
んで、その間なにをするか?肥薩線の堪能の為に今度は人吉へ「しんぺい」で戻るのです💃
待ち時間ですが、重いバッグを抱えてます。地方の駅ではエレベーターなんてあるはずもなく、だからといって、階段を抱えて昇る気にもなりませぬ故、どうせ乗って来た車両がそのまま折り返しの為、自席に荷物を置きまして身軽な状態で駅の外へ参ります。
↓改札前の顔抜き。「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい」ね。わたし、あんまし、顔抜き好きじゃないのよね・・・。あの子は大好きだったけどね。。。
↓吉松駅前。フツーの静かな地方の駅前。
↓よくある木札の駅名標ですね。どうせなら「駅」じゃなくて、「驛」の方が味わいがあると思うのはわたしだけかな??
駅の横にSLが展示されてます。肥薩線でも先ほどの山岳区間用でなく、吉松〜鹿児島間とか、吉都線を走っていたC55機関車。C型テンダーのSLって美しい車体が多いよね。
↓特にスポーク型の動輪の機関車は際立って美しく思えるわ。
↓運転台も上がれます。なんか、このあたりから大陸系のインバウンドが多く徘徊していることに気づきます。ここの運転台もアホみたいにいつまでもポーズ取って写真撮ってるのがいて、全然どいてくれなくてわたしはちょっと(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾だった。
↓小さな資料館があります。内容はそれなりです。。。
↓開業100周年の碑ですね。まだ、石がピカピカしてます。これもC55の動輪。
駅前を彷徨くうちに出発の時間が迫って来ました。ホームに戻りましょうかね。
DAYー2ー③ へつづく・・・。