いきなりだけど、そんなに悩むことなく、もうのぞの痕跡はすべて消してしまうことに決めた。
もちろん、その事実が消える訳ではないのだけどもね。。。
プレゼントは当然ながら、いただいたお菓子の箱や袋まで取ってあったのですが、殆どを処分したり、手放すことにしました。
何も感じなくなっても、熱が冷めても、特段の感情などなくなっても、何かしらあの子と繋がっているんじゃないかってずっと思ってて、しょうもない物まで後生大事にとっておいたのですよ。
でも、大切な人への思いに勝ることなど、結局はありはしないのだということなのです。あの恋に恋した砂上の楼閣のように儚い出来事は、すべて消し去る事にした次第です。
ただ、形見でいただいたものだけは、わたしが自身でどーこうすることは、やはり憚られらから、あの子の元へお返ししようって決めたのですよ。
そんな折、突然伊豆からの贈り物が届いてとても驚きましたと。何かの知らせでもあったのかと思ったくらいでしたよ。
遺影に写っていた大切なブラウスは、ママがこれだけは持っていくと言って持ち帰り、わざわざわたしに送ってくださったモノだとわかったいた。相手はその行き先をとても気にしていた話も伺ったし、事実そうだったようだ。多分、なんだかんだで自分だけだと思っていたら、まさかのダークホースの存在を知って、動揺したのかも知れない。
まぁ、それくらいの重い形見をお返しするなんて、とても無礼なことだと思ったけど、もう仕方ないことなのです。
電話も手紙もこれっきり、誰も訪れないお墓はとても可哀想だけど、もう墓参は行かないし、勿論お会いすることなどもないというコト、今までのお礼とわたしの考えを記して、ささやかな贈り物も同じ日に届くように記してお送りしました。そうしないと、間が抜けた感じになると思ったからさ。
いろんなモノが伊豆へ着いた日、予想通りに電話がコールした。でも、わたしは何も話すこともなかったし、何も言われたくなかったから出なかった。
いきなり形見を返したコトへの罵倒でも、はたまた今までの感謝の言葉であったしてもだ。もう、わたしの中では終わったことだから。
その日は4回ほどコールし、次の日も4回ほどコールした。これ以上コールされても、どうしようもないので、着信できない設定にしてしまった。当然、以降に電話は鳴るコトはなくなったよ。
わたしは老親を酷い目に合わせたのだろうかね?思いは全てお手紙に記したのだから、それ以上はない。理解されようが、理解されまいが仕方のないコトだと思うし、のぞとわたしはいろんな部分で「お互い様」だったのですから。
もし、これからもおでかけするとして、お天気の奇跡はもう起きないのかなって思ったりするけど、わたしの守護も結構「晴れ」な感じだと思うから、あの子のおかげばかりじゃなかったのだと楽観してる。まぁ、おでかけが出来ればのお話ですけどね。
そんな感じの決断ですよ。。。
本文と関係ないですが、梅を見に行った日の夜のお風呂に入る前ですよ。サラッとね。
やっぱり、どっかへ行って、ホテルに泊まらないと上がらないね〜
ガーターベルトのセットなのに、お家じゃ着ける気にならない不思議。。。
おしまい〜。