大きな荷物はホテルで預かっていただきます。この日は、午前に海の見える駅「湯川」と「那智」を訪問し、お昼の「南紀6号」で名古屋へ帰ってくるプランです。とにかく列車の本数が少なくて、路線バスやタクシー絡めての移動でしたね。
「南紀」の名古屋寄りは元々非貫通の展望席なのですが、ここは「自由席」につき、着席だけなら全然ラクショーなのですが、最前列のC席確保となると、それなりの努力が必要なのでした。要するに早くから並ぶってことですよ😅平日とはいえ、鉄分は油断ならないので、先手打つしかないのです👊
あと、駅巡りするにあたって、先述の通り、紀勢線は列車の本数が激しく少ないので、訪問自体が困難な場合が多いのが難点です💧
湯川は紀伊勝浦の白浜方面の次の駅ですが、往復とも列車行くのは時間的にムリがありました。バスも走ってますが、当然使える便などあるはずもなく、行きは歩いて行こうなかって思ったくらいなのですが、どうも国道の歩道が途中でなくなるみたいですし、この駅を「くろしお オーシャンアロー」が通過する瞬間を撮りたいなって思ってしまいまして、紀伊勝浦駅からタクシーで湯川に来た次第です。
結構時間が押してて、駅前で客待ちしてたタクシーに走って行ったモンだから、「急いでます?」って聞かれて、割と急いでいると答えると、国道までは裏道らしき海沿いの道路を抜けてくれました🚕
運転手さんに「湯川へ行かれるの?」って念押しされて、「列車に乗るの?」とか怪訝な顔で質問されたりして、説明するような事でもないので、ここはそっとしといて欲しいなって思いましたけどね。それにしても、地方のタクシーのメーターは上がるのはやくね?思うくらい、ジャンジャン上がっていってしまうのが心臓に悪かったです😱
普通列車の出発に間に合いましたが、これには乗らず見送ります。もうすぐ、「くろしお オーシャンアロー」がやってくるのですよ。
練習で走り去ってく普通列車を撮ってみました。わたしのカメラで、この位置で連写すると、ホームに入ってくる時に間に合わなさそうな気がして、ホーム進入時に撮ることにいたしました。
ホームから見える砂浜は湯川海水浴場です🌊マジ、海が近いです。でも、ホームから飛び降りるのは不可能ですよ。ここは一度、「くろしお オーシャンアロー」で通っているはずですが、あまり記憶にありませんでしたね。空は生憎の曇り空で、昼頃には晴れてくる予報になってました。もう少し早く晴れてくれると海の色が映えるのだけどと、祈らずにはいられませんでしたね🤲
283系オーシャンアローがやってきました!思ったよりもゆっくりしたスピードでしたが、よくよく思えば、大阪方は貫通型なのだと思い出します。イルカ顔と海を撮るのはムリみたいですね。
せめて、わたしとイルカ顔を撮ろうと、スマホでチャレンジしますが、通り過ぎる列車とタイミングを取るのが難しく、こんなんしか撮れなかった〜。
少し明るくなって来ました。列車はしばらくやって来ませんよ。
駅名標〜。それなりに草ボーボーです。
山側から撮ると海も入りますよ🌊
地下道を抜けて、駅舎に来ました。かつては賑わいを見せた駅のようで、古い写真が待合室に展示されておりました。
立派な鉄筋コンクリート造りの駅です。
でも、列車は本数少ないです。
駅の入り口から見たホーム。「海の見える駅」の、ちょいと前の写真ですと、ホームには上屋があったようですが、地下への階段付近に少し残るのみで、あとは撤去されてしまったようです。
ホームから見えた海水浴場まで徒歩5分弱ですね。砂利が多くて、足が痛そうな感じです😔
お花も控えめに咲いておりました。
海辺からホームを眺めたトコロ。
ホームへ戻って来ます。時間は有り余っておりますのでね。
誰もいない・・・。静かでいい😊
ホームに咲いてたお花。
陽が差し出し、海の色がエメラルドグリーンに変わり出します。テンション上がって撮り出します。
この日は穏やかでしたけど、海が畝ると波がガブってきそうなくらいの近さですよね。
信号機?
乗り口の案内です。自転車も乗っけていいんです。
ホームへの地下道の壁画。基本、乗り降りする人はおりませんが、お手洗いがとても綺麗に清掃されてているんです。男女兼用なんですが、ウオッシュレットもついてるような便座だったのには驚きました。JRがそんなことするとは思えないし、地元のどなたかが、整備されてらっしゃるのではないかと思いましたね。
そのお手洗いに車で通りがかる人がお手洗いを利用するので、人の出入りはそこそこあるんです。コンビニさえないエリアですからね。ただ、タバコを吸いながらトイレ入って来て、吸い殻をヘーキで捨てるような民度の低い輩もいるので、この地下道までタバコ臭くてイヤでしたね。なんか、きれいに整備されている場所に、汚いものを投げ捨てる神経は計り知れませんよ💢
駅前には2軒ほどお店がありまして、1軒はなんでもありそうな万屋さんみたいでした。もう1軒は喫茶店のような雰囲気でしたが、こちらは閉まってましたね。
結構蒸し暑い日でして、コーラみたいなスカッとする炭酸が欲しくなって自販機の前をロウロしてたら、お店のおばちゃんに話かけられます。まぁ、何しにこんなトコロへって聞かれましたので、海が見える駅で有名だから来てみたと事、本当に海が近くて綺麗で感動したと言うと、わたしみたいなのがタマに来るとのことで、「こんな海が近い駅はないよー」って、海が見える駅を誇らしく嬉しそうに懐かしんで昔話をしてくださいました。駅の辺りに温泉や海水浴場があって、長ーいホームに「汽車」が着く度に、大勢の人が降りて来たんだよという話をしてくださいました。勝浦もその昔は結構な賑わいを見せてたそうですが、「今は勝浦も人がおらんでしょう?」て、わたしに聞いてくるから、「あー、あんまり人を見かけませんでしたね〜」って言ったら、うんうんって納得して見えましたよ。あと、草の生茂るホームですが、先日に和歌山大学の学生さんがボランティアでやって来て、草とかを刈り取ったから、まだキレイな状態らしいです。だから、背の高い草はなかったのだと納得です。もしかしたら、駅名標も草で埋もれる時期があるのかも知れないということですね。
奥さんは、地元で生まれて、このお店に嫁いでこられて、ずーっとこちらに住んでらっしゃるそうです。「なんにも、ないトコロですけど、楽しんでってください」って。
この日は日曜日で、学校も休みだから、余計に人がいないのだと言っておられました。あと、駅のトイレを汚す輩には苦々しく思っているようで、ドロドロの靴で入ってくる作業員に、「あの人たち、あんなドロ着いた靴で入って行ったら、また汚れてしまう」と苦言を呈してしておりましたもんね。
「この歳だし、わたし一人だし、店もあんまり儲からないから止めよう、止めようと思うんだけどね」そこで、わたしは自販機になかったコーラのペットボトルが店内の冷蔵庫にみえたので、1本所望すると、「いやいや、わたしったら、ははは、そんなつもりじゃなかったんだけどね」って言いながら、「これいくらだったけ?」てわたしに聞いてきます💧奥さん思い出すように、160円だったよな〜って独り言をいいながら、わたしは200円お渡ししたら、悪いと思ったのか50円お釣りくださいましたよ。その50円を眺めていると、奥さんニカっと笑ってました。
一緒に写真撮ろうというと、「いやいやこんな格好だし、化粧もしてないし」って笑えることをおっしゃいましたが、とりあえず1枚パチっとなです😃
並んだわたしに、「あんた、スカッとするくらいに背が高いね〜」って。わたし「靴が高いから」ってニコッしながら返しただけでしたけどね。実際、靴と合わせれば180cmくらいあるから、やっぱり大きく見えるんだろうね。背中も広いしね😅でも、スカッとするくらいの高さは微妙な表現ですよね。
列車まであとしばらくなので、奥さんにご挨拶して、また待合室です。コーラいただきます。
乗る普通列車と収まろうと試みますが、スマホの画面が光ってよく見えず、また失敗でしたので、アングルの確認で撮った1枚です。
海以外は何も無いこの駅で、1時間30分ほど過ごしたわたしです。今度は「那智駅」へ向かいますよ〜。