埋没系女装をめざす、れいの女子的おでかけ日記・・・

きれいな女子に憧れて、女子姿でおでかけするささやかな日記

青春18きっぷで伊那谷北上、木曽谷南下~①飯田線を乗り通しの全線踏破で子どもの頃の夢叶う時✨〜

2021年、最初のおでかけです😊

年の瀬から、お正月にはどっかで乗り鉄しようと決めておりました。最初は名鉄がお正月限定の「迎春1日フリーきっぷ」とかいうのを2000円の格安放出されるとのことで、これで巡ろうかなとって思っておりましたけど、その後18きっぷの2回残のものをお安めにヤフオクで落とせてしまったので、これで幼少よりの悲願を達成しようと思った次第です。

 

子供の頃は長距離列車に憧れが強くて、それは「富士」とか「はやぶさ」の長距離ブルートレインもそうだったんだけど、普通列車のいわゆる「長距離鈍行」にも憧れ強くて、始発から終点まで乗り通せたらどんなに幸せなのだろうと、叶わぬ夢を時刻表上で完結させておりました。まぁ、その時の最長普通列車山陰本線の豊岡から九州門司までの客車鈍行だったと記憶しておりますけどね。

そして、飯田線豊橋〜辰野間を全線通しで走る電車鈍行にも惹かれておりまして、その小さな胸に秘めた想いから40年以上も経った今、わたしはそれを実現することにしたのです。

 

でかけたのはお正月の二日でした。かなり早起きしてメイクを済ませます。お雑煮を作る時間はないので、サクサクとトーストとミルクとトマト齧って済ませて出発です!!


JR金山駅。わたしのJR最寄駅のひとつだけど、ここはJR中央線東海道線名鉄、地下鉄が通るし、JRは快速停車駅で一番便利なので近頃一番利用が多い駅なのです。
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顔がむくんでいる気もするけど、まぁいいでしょう・・・。

JR最速の豊橋行き特別快速乗車です。次に速いのが新快速、そんで区間快速です。

18きっぷでGOなのです。
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太平洋側は晴れ間も見えるそうだけど、長野県とかは雪が降ってる予報の寒い朝でした。蒲郡付近を走行中。ラグーナテンボスの観覧車が見えますね🎡
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52分で豊橋到着。名鉄快速特急46分には遅れをとってますが、線形が名鉄が直線的なのに比べて、JRは海に一旦海側に寄っている関係上これ以上速く走れませんね。

逆に名古屋から岐阜は名鉄名古屋市内を出るまでに軌道線時代の線形の面影を残しているのでクネクネし過ぎてて、JRはひたすら直線的で速さも運賃も名鉄を凌駕しております。
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10:42岡谷行きに乗ります。2両編成だって・・・。

中央線のみどり湖新線が開通して以後、飯田線の終点の辰野行きは昔のお話となりました。基本、直通の乗り通しは岡谷行きばっかし。
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JR東海のローカル線では標準的な313系3000番台。
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よくよく考えると、昼行で6時間以上の列車に乗ったことなんて、にちりんシーガイア7号乗ったくらいしかないです。

豊橋10:42発の岡谷17:33着。なんと、6時間51分の乗車になりますね。。。
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お手洗い横の席に座ります。固定のセミクロス仕様ですし、この先の景色を考えると、ここが一番落ち着くかなと思いまして。
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こんなモコモコの感じですが。車内が寒いです(+_+)感染予防対策で、窓を開けたり換気を行い続けているのでセーターだけではとても過ごせませんでした⛄
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ここ豊川までは毎時4本程度の本数で、郊外のそこそこ乗車率が高いローカル線風。ここを過ぎて本長篠までは、毎時2本程度となります。
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朝も早かったので、もってきたお菓子をつまんで、小腹を満たして行きます😋
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ここ本長篠で16分の停車。上りの特急の交換待ちだそう。
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そしてこの駅でこの列車に乗っているのはほとんど鉄分しかない人間だとわかります。

だって、みんな降りて車両と写真撮ったり、駅名標撮ったりしてるからさ・・・。結局、当然ながらみんな終点の岡谷まで乗ってましたね。
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この形式は嫌いじゃないです。お手洗いも洋式ですし、クロスシートだからね😊

交換列車を見ると、211系のクロスシートも走ってて、そちらは転換クロスシートで、運転席後ろは二人掛けのロングシートながら、前面展望ありそうなお席もありそうでした。ただ、お手洗いは間違いなく和式だろうからね。どっちが良いかは、わたしにとっては究極の選択になりますね。
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駅前は何にもなかった😰

実は、わたしの父親がこの近くの鳳来寺で育ったもんだから、何回かこの地へ来ていて、小学生の頃に来た際の事はまぁまぁ記憶に残っております。

この本長篠から、かつては豊橋鉄道の田口線が延びておりまして、わたしが生まれた頃には廃線になっておりましたが、途中の鳳来寺駅の駅舎とかは残っておりまして、そこを今で言うBRT風にバスが発着する光景とか、本長篠の駅も田口線のホーム跡が残ってたのを覚えてます。上の写真の車止めのある線路がそうだった気がするけどね、40年以上前の記憶だからさ・・・。

余談ながら、田口線の全廃日はわたしの1歳の誕生日なのでした。。。

 

あと、当時の飯田線は当時は旧型国電の宝庫でした。扉も今と同じ半自動の電車だったのですが、今の半自動と違って、スイッチを押すのではなく(そのそもスイッチなどないです)手で扉をガラガラと開ける半自動タイプでしたから、自動に慣れてる都会の方は、電車が到着してもドアが開くはずもないのに開くまで突っ立てるだけでした。でも、父は他のドアに先駆けて手でドアをサクッと開けて、さっさと乗り込んでしまい家族全員に座席を確保するという芸当を見せたのでした。確かお盆で結構混んでる電車でしたから、父の機転がなければ豊橋まで立ちっぱなしになるトコロでしたね。

今では、イロイロと溝を深めるコトがあり過ぎて、父親との関係はかなり悪化しますが、当時のわたしにしてみれば、なかなか出来るオトコの印象だったのです。
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ワイドビュー伊那路と交換後、列車は三河山間部をゴトゴト走り抜けます。

ココからは毎時1本とか、2時間に1本とかに減ってしまいます。

 

そして、飯田線秘境駅が続々現れます。

JR東海の臨時急行「飯田線秘境駅号」が停車する「柿平」。まぁ秘境駅ランキング186位らしく、あまり秘境感はなかった駅ですね。だって、フツーに民家が駅近にあるんだもん。
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東栄駅。これより愛知県より静岡県に入ります。
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半自動のスイッチ。左運転席側には駅に停車すると運転士が鍵を差し込んで半自動の位置まで鍵を回します。右はキャビン側で開閉のボタンですね。

前面展望を立って見ていたついでに撮ったのです。
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橋とトンネルの繰り返しです。当然、スマホに電波が届かない位の山間部です。
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中部天竜へ到着。その昔、佐久間レールパークのあった場所。更に言えば天竜機関区の跡です。ここの展示車両の殆どは名古屋のリニア鉄道館へ引っ越してしまいしたね…
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山間部を列車はごとごと進んで行きます。
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ここも秘境駅相月駅。ランキングは92位。
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秘境駅ではないけれど、大嵐(おおぞれ)駅の吊り橋。雪がチラチラ舞いだした頃❄
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ここまでが静岡県です。次の小和田からは長野県に入ります。浜松市内ですが、平成の大合併で生まれたエリアです。なんで浜松市と合併したのか理由がわかりませんが、もし市役所本庁まで行こうとしたら、ほぼ1日仕事ですね。
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そして秘境駅ランキング3位の小和田駅。たしかにこの駅が一番秘境感がありましたね。接続道路がないそうで、車で来れないらしいです。「飯田線秘境駅号」に乗るのが一番てっとり早いけど、そうすると人が多過ぎて秘境感は薄くなるだろうね。。。
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眼下は天竜川で、対岸は愛知県、この先は長野県となり、駅は静岡県という三国地点。
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秘境駅続きます。11位の中井侍駅。フツーの列車なので、着いたらすぐに発車していくので駅名標しか撮れません。
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中井侍発車したトコロ。当然乗降客などいないです。停まって、発車するだけ。
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ランキング75位の伊那小沢駅。ここは交換待ちの為、停車時間がありましたので写真が撮れて良かったです。
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秘境感はそれほどないけど、ホームからの景色はいいかもです。
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ホームからの眺めです。
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お昼です🍞豊橋駅成城石井で買った行動食のパンですね。電車に乗りっぱなしなのは確定だからお昼の用意はマストでしたからね。冷たいおにぎりよりは、パンの方がマシなんじゃないかと思いましてね。。。
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中部天竜天竜峡も大して変わりないだろうと思っていたら、メチャクチャ離れていたのです。

まだ平岡です。駅直結のステーションホテル「龍泉閣」。列車から丸見えの線路横です。
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秘境駅ランキング14位の為栗(してぐり)。
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秘境駅6位の田本。ホームの頭上は断崖絶壁のシチェーション。
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天竜峡までは時折見え隠れする天竜川と迫る山々の景色を眺めながら、小刻みにトンネルを抜けて走っていくのです。
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まもなく行程の半分近い天竜峡です。

 

つづく。。。