札幌へ戻るにあたって、最初は函館で道南いさりび鉄道と函館本線のキハ40を撮った後、「北斗」でサクッと戻ろうかなって思ってました。それでもさほど早い時間に戻ることは難しかったですけども。
まぁ、時刻表を眺めながら少しだけ思案に暮れてみます。ちょうど、1日数本の函館本線砂原支線経由の普通列車があるじゃないですか!いずれは廃止の憂き目のこの区間を、キハ40で乗っておくのも悪くないし、「北斗」でサラッと帰るよりは楽しいかなって思いまして、森か長万部まで乗車することになったのです。それに、もし「海の恵み」が来たらサイコーだなって妄想しておりましたけどね🤗
しかし、現実は残酷でして、やってきたのはフツーの北海道色です。いったい、「海の恵み」どこにいるんだ?函館ー長万部しか運用してないのに見つからないとはね😞もう、扉壊れたタラコを除けは、北海道に来てから目にするのはこの色ばっかですからね。
でも、撮っておこうかね😊
車番と。
駅名標〜。湿度は低いですが、結構暑いです💦
14:21発です。キハ40の単行ですよ。
北見の釧クシのキハ40と違って、このキハの窓のラッチは正常に動いてくれましたので、窓の開閉も自由自在です。風もちゃんと吹き込んできますから心地よいです🍃
最初はボックスに一人でしたが、お向かいに女性がいらしたのです。でも、お昼もいただかないといけないので、申し訳ないですが、セブンの🍙をいただき始めます。内地で見かけないおにぎりでしたが、なんか美味かった〜😋
お酒も買いました🍶でも、この車両にテーブルがないのです😱なので、こぼさないようにハイペースでいただいたので、ちょっと最後はグダグダになりましね💦
初乗りの砂原支線をキハ40で堪能しながら、お酒とアテをいただきます。ピンとくる函館っぽいイカ系のアテが見つからなくて、セブンの店員さんが勧めて来たおつまみをいただいてます。柔らかいかまぼこの素揚げみたいな食べ物でしたが、悪くなかったですよ😋
大沼から分岐する砂原支線です。集落などまるで見当たらない区間をヒタヒタ走り、途中に廃駅の遺構を眺めながら進んで行きますと、支線最初の停車駅の鹿部です。ここで殆どの方が降りていかれて、残るは鉄分ばかりなりとなりましたね。でも、前日の留萌本線に比べたら、圧倒的にノンビリした乗り鉄で楽しかったですね💕
1日数本しかないのに、ここで列車交換したのには驚きました。
まもなく、取り壊される予定が貼ってあった渡島沼尻の駅舎。1両分しかないホームなんて初めて見たかも。何気に前方に目をやると、ニセコの彼の姿が!ずっと、立ちっぱなしで前面展望を楽しんでいる様子で、スゲーのです😵ニセコの後のことはあえて尋ねなかったけど、まさか一緒の列車に乗ってるとはね😏1両なのにこの時まで全然気付かなかったよ。
本線からですと眺望良く駒ヶ岳が見える車窓ですが、砂原支線からですと駒ヶ岳は木々に遮られてあまり望める箇所も少なかったのです。わずかに見えて、電線とか映り込まない場所で撮りましたけどね。
そして、何の変哲もないこの駅で20分近くもナゾの長時間停車なのです。森まであと少しなのにまったく(?_?;ですよ。乗っているのは鉄分ばかりなので、めいめい降りて楽しんでましたよ。運転士さんも気を利かして全ドア解放してくださいましたね。
お隣の駅は支線の名称にもなってる渡島砂原駅です。停車中に席に掛けてた彼にあいさつしながら、どこまで行くのか尋ねてみたら、わたしといっしょだと思いますけどと添えつつ、森でいかめしを買ってから、札幌へ戻るのだそう。席に座って、そうか〜いかめしか〜って思い出したように耽っていたら、なんと彼がお店の電話番号ですけどって、教えてくださりにやって来ましてて、先ほどはまだ残っていましたから、よかったらお電話してはいかが?とのコトに、もう親切すぎる彼に驚愕です🥺
教えてくださったお店へ電話致しますと、まだありますとのことで、取り置きをお願いしておきましたよ。駅での販売は無くなり、駅前の商店で予約販売する話は聞いた覚えがあったのですが、このタイミングでいただけるとは思ってませんでしたね。
20分程の停車の後、またまた交換列車がやって来たのはビックリです。朝夕に本数が集中している関係でしょうけど、でも20分あれば森までいけたよね?まぁ、いろんな都合でこのダイヤなんだろうけどさ🤔
噴火湾が見え始めて、森駅に到着です。ここも海の見える駅として紹介されてますよ。
対岸の霞む羊蹄山とカモメ。
彼が「ここから綺麗に撮れますよ」って教えてくださった跨線橋上からの景色です。キハ 40と海と、とっても駒ヶ岳らしい山容で写っててキレイです😍あと、数年でこの景色も見るコトができなくなってしまいますね。もう、あり得ませんね・・・。ちなみに30分程度停車するのですよ。
改札までの間、彼が東京から来たのだと知ります。当然飛行機で来られてとのコトでしたが、わたしが青函トンネル潜りたくて、一度だけ名古屋から12時間も掛けて鉄路で札幌まで来たことあるとお話ししたら、え〜!って感じになってましたね。
そして、いかめしを手に入れました。名前を告げたので、そこで彼の氏を知ったのですけどね。それだけのことです。ただ、お店の感じがあまり良くなかったのと、驚愕の小さなサイズで780円也はちょっとダメージを受けましたしたね。お店の感じは置いといて、サイズには彼も同感だった模様でした。でも、イカが不漁で価格高騰が進んでいるから、仕方ないのかもしれませんね。
写真撮ってくださった〜🦑親切で気の利く彼です。昭和の趣の店舗です。
この後、森駅前のポケモンのマンホールがあるとのコトで、さしてわたしは興味もありませんでしたが、ゆるゆると付いていって見学です。彼はポケモンハマっていた時期があったみたいで、年齢的に彼のお子様時代ですとポケモンはド・ストライクな感じですもんね。
彼はここから北斗で札幌戻るとのコトで、近くを散策するとのコトでしたから、邪魔しても悪いので、わたしはお礼を述べてここでお別れです。
一応改札を通り、乗って来た列車に戻りましたが、席がなくなってました。この時点で長万部まで行こうかどうか迷ってましたけど、この駅でボケボケと過ごすのも悪くなかろう思い留まることにいたします。出発するキハを見送ると、ホームにわたしひとり。なんとも言えない開放感がわたしを包んで来て、幸せな気分に支配されます💕
時間はたっぷりですので、ホーム待合室でさきほどの「いかめし」をいただくコトに。
お箸もおしぼりも付いてなくて、小ちゃい箱に小ちゃいイカが2尾入ってるだけでした。そして、いつものクセで原材料の表示を見てまた驚愕です!なんと、イカは中国産とアルゼンチン産ですと〜😱近海のイカじゃないのか??なんか、やられた感満載になりましたね。でも、近頃のイカの不漁と価格高騰で、国産イカでは安定した供給も望めない実情があるそうで、これも仕方ない現実なのかも知れません😞
お昼も食べてるし、夕食の予定もあったので、食べ過ぎだなって思いつつも、彼の親切に流れる感じで買ってしまいましたけど、結果コレが後ほど功を奏すことになります。
さて、ホームで撮るかね〜。旅客列車は「北斗」の到着まで1本もやって来ませんので、函館エリアのキハ40との邂逅はもうありません。最後まで「恵み」には会えずしまいでした😢
駒ヶ岳をバックに。
ぴろ〜んって広げてみた〜。
これは気分がハイだったのでチラッとね😄
一人で駅にいると楽しいよ🎶
バッグの底にアップルパイを発見です。すっかり忘れてましたので、ペチャンコ気味でしたけど、ついでにいただくコトにいたします。
まぁまぁでしたね〜😋🍎
遥か昔、室蘭本線が全通する以前の明治の時代、ここ森から室蘭までの間に連絡線が就航してたそうです。時の明治天皇が北海道ご訪問の際、室蘭からこの地へいらした際の「明治天皇御上陸地」の碑が画像右に見えます。当時は桟橋がありましたから、陸から結構離れた海上に建ってる感じですよ。噴火湾って円形だから、航路なら森から室蘭までまっすぐだもんね🚢
暮れなずむホーム。良い感じだ・・・。
ここは新幹線が通りませんので、開業後は廃止になってしまうのです。貨物線として線路は残るかも知れませんが、寂しい現実ですよ・・・。
列車が来ないはずの時間に、線路から響く音がするので貨物かなって遠くを見たらそうでした。写真撮ろうと、ホームで背を向けてたわたしに、ピッと短い警笛鳴らしましたので、手を上げて気付いてる合図を送ります。
多くの貨物列車を見ていると、ここは貨物輸送上、とても重要な路線だと思いますよ。
イカのポーズ🦑
しつこいくらい、楽しい〜🎶
そして、駒ヶ岳をバックに跳んでみました〜。まぁまぁ、上がってて満足です😊
海もバックにね〜。
ちょっと、疲れた〜💧
横からフレームインするアングルを狙います。まぁ、自撮りにしては、ボチボチでしょう。よく飛ぶ1日でした😄
そろそろ、列車の時間です。ホームを移動しないといけません。名残惜しいですが、楽しい時間を過ごせました。
北斗入線です。自由席の辺りに彼の姿が確認できました。わたしは指定席で帰りますよ。
あー、楽しかったよ〜。でも、帰りは暗闇走行だからね、退屈な時間を過ごさないといけないのですよ😢
夕暮れの噴火湾🌇この後の長万部を過ぎてしまうと、あとは闇に包まれてしまいました。ただ、翌日は中秋の名月、この日の月も冴え冴えと明るく海を照らしてました🌕以前、琵琶湖を照らす月を見たことありますが、なんだか幻想的な雰囲気があるのですよ。ガラス越しだと、反射してうまい具合に撮れなくてボツになってしまいましたが、素敵な時間でしたね💕
そして札幌到着です。5分ほど延着してますが、特にアナウンスなかったですね。
そして、サッポロ割のクーポンが使える駅ナカのラーメン店へ急ぎます。L・Oが21:30とのコトでした。まぁ、この時間からすすきのへ行くのはわたし的にムリですからら、妥協したのですけども。
ところが行ってビックリ、営業終了の看板です。L・Oが21:30でなく、20:30だった模様で、わたしの見たサイトがダメだったみたいです。正直、いかめしとパイがお腹に残っていたのでそれほどお腹も空いてなくて、道すがらのコンビニでカップそばを買って、ホテルでサラッといただいておしまいです。なので結果オーライな感じでした。
夜も遅いし、この夜も戯れなしでサクッとネムネムして、長い1日が終了です💤
それにしても、彼がわたしをどう思って相手してくださったのかは不明でしたね。視野が広い方で、わたしが女装とわかっててイロイロと親切にしてくださったのか、わからずに相手してくださってただけのか、今でもナゾのままですよ。
つづく。。。