埋没系女装をめざす、れいの女子的おでかけ日記・・・

きれいな女子に憧れて、女子姿でおでかけするささやかな日記

わたしが「ながつきれい」でいられたこと・・・。 

どうすることもできず、激しい焦燥感の中、とても膨大なやりきれない思いだけを綴った。でも、落ち着いて考えてみた時、これは知らない人に話すような事ではないと気づいた。

だから、改めて簡潔に記し直してみたのです。

 

わたしには、ずっと「大切な人」がひとりいる・・・。かれこれ、30年以上も一緒にいる。今回はその人の存在について・・・。

 

わたしは、いつ頃からか「れい」は本来の自分とは独立した存在だと思ってたし、そのアイデンテティを確実に確立してると信じてた。明らかにオトコでいる時は思考が違っていたし、そりゃ怒りのツボとか、性格的なトコロは一緒だけども、同じ人間だけど、同じで人ではないようなね。

クリニックでは「Mtfではないから、あとは勝手にして」って突き放されてしまったけども、「れい」でいる時は、脳が「わたしは、オンナ」であると認識してたし、性対象は「オトコ」だったよ。でも、だからといって「ゲイ」とカテゴライズされるのはちょっと違って、オトコでいる時には性対象はオンナの人しか無理だった。

とにかく、その「オンナ」であるのだという感情が日々増すにつれて、わたしはなんとなく、だんだんと「オンナ」らしく見えるようになってきた気がする。それは単に化粧が上手になったとか、そんな事が要因ではないと思っているのだけれど。

まぁ、「れい」でいる時でも、そこにはオトコの理性というものの存在してて、根本は「オトコ」なのだからと客観的に考えたりして、感情が入り乱れる事もあったけどね。

とにかく、わたしは、まぁまぁのいい歳だ。いくら若作りをしたところで、モノには限度がある。そもそも、わたしが目指すのはキレイな女子で、キレイな老女になりたいワケではない。ましてや、老や劣化を隠し消し去るために、画像をアプリで加工して喜ぶタイプでもない。

だから、わたしは「Mtf」ではないという事実と、結局何者なんだかわからんかったけど、「れい」はどこかで終わせる必要があった。わたしになりに「大切な人」のことを思っての決断のはずだったけども。

でも、クリニックの診断結果のことも伝える事もできず、それを伝えた瞬間に「れい」は終わらせないといけないと思い、それが怖くて言えなかった。

一応は、自分の容姿が自分で許せなくなったらお終いにするとは「大切な人」に伝えていたけど、いつ終わりにするとかとは言えなかった。でも、自身ではキリがないから年齢で区切ってしまうことにしたのだ。

だから、近頃のわたしは走り続けていた。ひたすら、もうひたすらに生き急いでいたのだ。人は寿命がわかっていれば、その間に悔いのないように全力を尽くすだろう。だから「れい」としてのわたしも悔いのないよう、やり残した事がないようにしたかったのだ。。。

 

でも、今回の取り返しのつかない事が起きてしまって、ようやく気づいた。結局のところ、わたしは独立した存在でもなく、ただわたしが「長月麗」としていられたのは、この「大切な人」がいてくれて、帰るべき場所があったからこそ、自由に駆け回る事ができたのだということに。

その間のわたしはロクでもない生き様だった。この人をあの子の事で傷けた後もなお、わたしのココロが「オンナ」であることと、あの子がわたしと何故一緒にいたのかという、検証をするために、あの子をトレースするような事もしてきた。

「大切な人」の異変には、時折気遣いていたのに、気づかないフリをしていただけなのだ。もう少しだから、もう少しで終わるからと、誰に語っているのかわからないままに。

わたしは自分勝手で自由できままな行動をして来たことを激しく悔いたが、もはや時間は戻せない。

事態は2週間経っても全く好転せず、焦燥感ばかりが募った。わたしのメンタルまで崩れるほどだったが、自業自得と言えばそれまでの話だ。

何も出来ない無力感と悔恨がわたしを支配している。そばにもいてあげれないし、顔を見る事さえもできない。ただ、祈り信じて待つしか術はない。

彼女との思い出を振り返って、仕舞い込んだ懐かしい記憶が呼び戻された時、彼女が救われるのなら、彼女の望まぬ「れい」は消えてもいいと思った。

なのに、服も靴も化粧品も捨てれなくて、とてももどかしく感じるわたしも、まだいるのだ。

いまのわたしは終焉までの猶予期間のようなものだ。「れい」の存在は激しく罪悪感を伴うけど、その存在はわたしの心を静寂にしてくれる唯一の方法だと知った。実際、迷いに迷って、美容院に「れい」で行った際にそれを感じたのだ。

それでも、彼女を思うと、やっぱり消えるべきなんだろうと激しく思う。

葛藤を持ちながら、「ながつきれい」の終焉は突然やって来るかもしれないけど、今は流れに身を任せているだけ。。。