「花たびそうや」の運行見合わせで、いろいろと思いが逡巡した思案の末に最終的には北海道へ渡ることにしたわたしです。
この時期の北海道なら、どこも快適で楽しく過ごせるんじゃない？って誰かの言葉を信じてみたくなったのでしょうね。
８月の連休も検討しましたが、エア自体は変更して取れそうだったのですが、北海道のハイシーズン料金はとても凄まじくて、追加でマイルも必要です。当然、ホテルもレンタカーも大幅に高い料金設定でして、ちとこれはいかがなものかと思ったのです。
乗りたい列車が走るなら、そういう投資もアリですが、なんせ目的がなさすぎますからね。エアを払い戻ししても１マイルも戻ってこないし、それを無駄にするくらいなら、北海道へ行ってラーメンとタコとイカを食べて、稚内周辺で前回訪問できななかった場所でも巡るか～という思いでおでかけいたしました。ただ、お天気には余り恵まれない感じとなりましたね😓
出発の朝、不吉なＡＮＡからのメールで目が覚めます。内容は北海道の悪天候で飛行機が飛ぶかどうか、わからんよーっていう、驚愕の内容でした😱
いやいやどーいうことよ？？ってもう、パニック状態です。今日、札幌に入れなきゃ明日からの予定もおじゃんですよ。悪い予感は払拭できぬも、準備を済ませておでかけ開始です。
名古屋も結構な雨で、風も強く吹く大荒れ模様でしたが、一応セントレアに向かって出発するのでした。セントレアも余りに強風が過ぎますと、列車も運転を見合わせることがあります。名鉄のサイトによりますと、一応、動いているようでまずは第１段階クリアといったところでしょうか。
強風３連の画像です。風がピューっと吹いて・・・。
一瞬止むと、髪はボサボサ。。。
風向き変わって、また吹かれてヒデー状態でしたよ。遊んでるわけはありません。概して真面目ですよ😵
セントレア到着し、バッグを預けます。グランドクルーの方に「〇〇様、ご本人様でらっしゃいますね？」って念押しされて、いつものわたしなら女子見えしたことに浮かれて喜ぶところですけど、この時はフライトの心配で胸がいっぱいでして、生返事で返しただけでした😔
保安検査場を通過するとき、３回ほど再検査が行われて、も〜一体なんなのよーって、わたしがブスーって顔になりだした頃、キウイフルーツを切るテーブルナイフを機内持ち込み荷物から発見されます。あ〜なんという迂闊さ・・・。
処分するか、改めて受託荷物にするのか聞かれて、当然受託荷物にしますと答える。保安検査場の気のいい女性の方に連れられて、再び先ほどの女性がいらしたカウンターへ戻ったのでした。
それにしても、ちょっと失敗が過ぎますね。ヒコーキ乗る時は必ずバッグの方にテーブルナイフは入れておくのですけど、飛ぶ前からグダグダですよ。
流石に人影まばらなセントレアです。
足の投げ出せるような大きなベンチに掛けてアナウンスを待っておりましたら、ついに出ました。
９０分の遅延がアナウンスされます。ただ、９０分後に飛ぶかどうかも未定で、とりあえず、オンタイムでは飛ばないよ程度のものでした。
お昼は新千歳空港内のラーメン屋さんでいただこうかと決めてて、この日は何にも用意しておりません。売店もほぼほぼ休業中でして、ダメージ受けてグッタリしてましたし、なんか今、無理に食べなくてもいいかな〜って思い、缶コーヒー飲んだけで済ませてしまいました。
こわばった表情中。。。緊張し過ぎて、昼寝する余裕もありませんでしたよ。
１２：５０頃、一応飛びますけどリターン了承の上ご搭乗くださいとのアナウンスです。この頃、どっかの空港へ降りられずに引き返して来たヒコーキが到着してようで、払い戻しとか振替のアナウンスが流れて不吉な予兆です。
１３：２０頃搭乗開始です。乗客余りに少ないため、１３：３０頃には出発してしまいました。
座席は非常口席💺ここはシートピッチが広いからね。でも、かなりガラガラなんですけど、SFみたいに他の空いてるお席にどうーぞとは言われなくて、わたしも気分が上がってないから、特段尋ねもしませんでしたけどね。
バッグを前の座席の下に入れていたのだけど、キツめの顔したＣＡにやたら絡まれて、ベルトの着用も何度もしつこく声かけてくるし、もー、ちゃんと締めてるじゃん！って。さらに「お荷物は前の席の奥にお入れください」って。いや、もう十分入ってるし、わたしシカトしてたら、彼女バッグを奥に入れ出したけど、でもどうみてもわたしが入れた位置と１cmも動いてない。わたしは何やってんの？って目で見てやったら、「ご協力ありがとうございます」ってシレーと去っていって、それからわたしには近づいて来なかったですよ。あとは感じ良さげなＣＡさんが応対してしてくださいました。
それよりも、ドアクローズのギリギリに小さい子供二人連れの夫婦が乗り込んで来て、あろうことかわたしの後ろに着席です。ビニールの傘持って機内に持ち込んでるのもありえんけど、こっちの傘の方がわたしのテーブルナイフよりも凶器に近いと思うけどね😒
予想通り、ガキは泣き叫び、わたしの席をガンガン蹴ってくる。振り向いて見ても、アホ面のイケてない顔同士の夫婦はスマホに釘付け。わたし、顔をジーッと見てやったけど、目を合わせようとしない。あ〜、クソだ。。。😠
この直後にクソがご搭乗です。
機長曰く、千歳付近は風速１５m〜２０mという激しい暴風らしく、安全が確保できずに降りれんとなると、名古屋へ戻るよ〜ってさ。一応、１５時位から天候回復の見込みがあったので９０分遅れた飛んだのだよというご説明でした。
まぁまぁ揺れながらのフライトで、その内に着陸の為に降下に入りますとのこと。ＡＮＡはプライベートモニターが付いてないし、どこを飛んでるのかサッパリわかりませんでしたけど、ギアの降りる音と、フラップが動き出したの見えたので、千歳空港近くで着陸態勢に入ったのはわかります。ただ、自機の翼も霞むくらいの視界の悪さで、ホワイトアウト状態な上、気流は悪くて機体は結構揺れてます。推力を調整しているような音は聞こえるのですが、降下している感覚がまるでありません。
正直、機体が風で煽られて上に向かっているんじゃないかと思うくらいで、こりゃ降りれんのじゃない？って予感がしてきます。その上、後ろのガキがビビってしまって、叫ぶわ喚くわで、でもアホ面の親は子供に声とか全然掛けないんだよね。親なら子を安心させるために声かけるのがフツーじゃないのか？
思い起こせば、いい歳で生まれて初めてヒコーキに乗った時の帰路、その日は2000年９月の東海豪雨の夕方でして、当時の名古屋空港も激しい荒天でした。当然、簡単に降りることが出来ずに、機体はＢ７６７の短胴型でしたけど、ピッチとロールとヨーの運動を繰り返しながら、激しく揺れて、気分悪くなって吐く人もいたくらいだったのです。その時、初めて知識としてはしっていた着陸復行というものを２回も経験して、もうこりゃあかんなと思ったその時、最後になんとか着陸してくれましたが、その時の感覚をふと思い出してしまいました。体がその時のヒコーキが地上に降りれない感じの動きを覚えているんですよね。
そして突然の轟音と共にパワーが上がって、高度をグングンと上げていきます。あーゴーアラウンドしたんだ〜ってわかりました。やっぱ、ダメじゃん・・・。
その後、キャプテンからのアナウンスで、遅延のお詫びと、高度３００mあたりの風が激しくて、降りられなかったとの説明がありました。この後の対応を検討中とのことでした。しばらく後、上空旋回して天候回復を待ったのち、次もダメなら羽田へ戻りますとのこと。この時すでに１５時半近くで、おそらく名古屋戻っても札幌へ飛ぶ便もないし、羽田から札幌への便へ振替えようという作戦じゃないかなって推測いたしましたけどね。天候は回復傾向だから、札幌へはいつかは着けそうですが、羽田戻って振替便で戻ってくる訳だから、夜遅くなるのはちと厳しいなぁっていう気分でしたね。
２０分ほど緩やかな旋回を繰り返したのち、再度アプローチに入ります。少しでも風の影響を受けにくい、先程とは違う滑走路に降りるそう。そういや、千歳は何本か滑走あったよね。
わたしは祈りましたよ。お願いだから一瞬でもいいから風止んで〜って。
機体は相変わらず揺れましたけど、先ほどよりは降りてる感を覚えて、ちゃんと降下しているのがわかります。眼下に千歳の空港施設が見え出してからは、これはイケる！って確信しました。
ほんと拍手したいくらいの気分でしたが、他の乗客からはあまり盛り上がる雰囲気も感じなくて、なんだかな〜って感じでしたね。
正直、キャプテンのアナウンスの声色に緊張が結構感じられて、この人大丈夫かな〜って思ってましたけど、一仕事してくださいましたね。
余談ながら、セントレア離陸時も、飛行機はガラガラだから軽いのにも関わらず、離陸までが遅くてちょっと不安な感じでした。わたしの好みパイロットは、さっさと上がって、さっさと降りるタイプ。でも、こういうのはパイロットの性格や志向によるらしいですねf^_^;
降機する時にコクピットが見えたので、わたしは「ありがとー」って手を振りまくったら、あ〜やっと降りれたな〜て風のお疲れ顔したキャプテンとコパイが振り返してくださったよ。親指たてグッジョブ👍サイン送ったら、彼らも👍で帰って来たわ。
こういうお仕事だし、彼らも安全確保できなければ絶対に降りない訳なんだどね。フツーにお仕事したと言えばそれまでだし、別にオートで降りてるだけで、ヤバけりゃ降りないだけだよ〜って風かもしれないけどさ。でも、そこに至るまでの過程のストレスって結構激しいと思うのよ。突然気流が変化しないなんて絶対に言えないし、空でのアクシデントは命に関わる確率が非常に高いしね。だからわたしはこういうお仕事される方達に惹かれてしまうのです。あ〜、ホント凄いなってね。。。もう、誘われたら迷わず付いていくね。まぁ、誘われないけどね・・・。
こっち向いて振ってくださってるのですけど、うまく写りませんでしたね。。
ANAウイングスのヨシダキャプテンとコパイさん、お疲れ様でした〜
まだまだ激しい雨と風なのですよ。
いや〜、今回は北海道の大地を踏みしめた感が強かったね〜。わたしも緊張が一気に緩んでしまいましたね。顔から強張りが消えたもんね。
予定なら、１３：３０到着で、お昼を空港、夜はススキノでラーメンいただく予定でしたが、この時１６：３０頃です。でも、お昼食べてないから、とりあえずラーメン食べたくて、初めてのお店で食べてみよ〜っと入ったお店です。
「開高」。十勝豚とか、帯広産の食材を使ったお店です。豚丼もありましたが、夜もラーメン食べる気でしたので、ラーメンだけにしておきました。お客さんゼロで、大丈夫かなって思いましたけど、客足が激しく落ちてるようで、ワンオペで切り盛りされてましたね。わたしが入ってから３人ほど来客されて、少し安心です。
サッポロクラッシックの生を見つけて、合わせてオーダーすると、ただいまアルコールの提供をしてないんですよ〜とのこと。あーそうか・・、ということは今回は生が飲めないということか〜！！
しろみその豚ラーメン。焼き豚でなくて、焼いたお肉が乗っかっているのです。
ラーメンのお味は悪くないけど、それよりもお肉が美味しかった。正直、帯広でいただいた豚丼のお肉よりも美味しいかも。
そしてJRでようやく札幌に向かいます。ほんと、この日に旭川まで移動しようかとも思っていたけど、ホント札幌泊にしておいて良かったですよ。
バッグを台代わりに自撮りです。
どうもJRも荒天の影響で線路に木が倒れ込んで停電したらしく、しばらく不通になってて、ダイヤはズタズタなのだそう。わたしの乗ったエアポートライナーは１０分程度の遅れで動いてましたが、天候回復して飛行機がジャンジャン降りてくるもんだから、駅のホームもかなりの混雑ぶりでした。それにしてもJR北海道って、いつも大変だな〜って思う。
一番前の車両で席はなんとか確保してみたところです。
南千歳で地上に出ますと、太陽が出てました。急激に天候は回復している模様ですね。平日の夕方ということもあり、帰宅ラッシュで電車はかなり満員です。わたしバッグを余裕で隣に置いていたら、千歳で満員になるくらい乗ってくるもんだから、網棚に重たいバッグを上げたて席を一つ空けたらお礼言われてしまった。恐縮すぎるのです。
札幌到着です。「回送」になってしまって、「エアポートライーナー」の幕で撮れなかった〜。
ホテルはJRイン札幌。駅にすごく近いので気分的にも余裕な感じです。
ホテルチェックイン後、夕食のラーメン目指してススキノまで歩いて行くことに。ラーメン食べに行くのに、地下鉄乗るのは勿体無いな〜って気分でしたのでね。２０時までの営業だと聞いていたので、１９時半頃ならいいかな〜って感じで出発でした。なんせ、３時間前に食べたばかりですからね。
そして１日の長い季節です。１９時頃ですが、まぁまぁ明るいでしょう？
旧北海道庁ですね。コロナで休館してると思ったら、改装で休館しているそう。
道庁は偶然見つけたのです。ススキノ向かっていたら、あ〜あったって感じでした。
そういや、時計塔にもまだ行ってないんだよね。
ススキノまでテクテク歩いてきました。相変わらずのカオスです。マスクしてない人間多すぎ。この日は警察が取り締まりをしているようで、客引きとかホストやキャバはあまり見かけずです。でも、ラーメン店がなかったら、ここには絶対に近づかないとですね。
これだけはお気に入りですね。
わたしの一押しのはずだった、「けやき」へ行ったのですが、１９時半なのにすでに仕度中の看板で、暖簾が下げてあります。２０時まで営業って貼紙してあるのにどういうこと？店員に声かけると、悪びれせず「あ〜、もう終わりました」って。テキトー過ぎるだろ！！
こうなりゃ「信玄」に行きたいところだけど。もう歩く元気が残ってないし、ラストオーダーに間に合わないこと間違いないです。
仕方なく、ススキノの「すみれ」へ。🍜食べずに帰るという選択肢がなかったのですよ。
お腹に先ほどのラーメンも残っている感じで、ハーフみそです。なんかここはギラギラだけで、旨味が足りない気がするんですよね。悪くはないんだけどね。。。
帰りもテクテク歩いて戻ります。大通公園はオリンピックの準備で閉鎖中でしたが、マジオリンピックやるの？って国民の半分はそう思っていますよね。もう、金の亡者のＩＯＣと、まともにコロナの対策さえ出来ない無能な政府の国に生まれたことを呪うしかないですけどね。
緊張続きの一日の終わりですが、怒涛の１日は終わらず、ホテルへ戻って少し戯れてしまいました。。。
２日目へつづく・・・。
