今年の年賀状を差し出す際のコト、わたしは20年来のお付き合いの二人の旧友とマリーマリエひとみさんに、昨秋マリエで撮ってもらった振袖で召かした写真の付いたモノを差し出しました。ひとみさんは問題ないですが、残るおふたりをAさんBくんとしておきましょう。AさんとBくんとの直接の繋がりはないです。
そのおふたりとわたしとは、かつてのライバルとして互いに高みを目指していた間柄でした。その間にその生き様とか、人間性を互いに認め合いリスペクトしあって来たのです。そして、引退後も共通の話題というものが減ってしまっても、その関係が続いて今に至ってました。
ただ、趣味とか好きな食べ物とかが一緒というだけでは、生まれも育ちも違うのに、こんな長い付き合いにはなりません。
お会いするのは年に1回、多くて2回くらいでしたが、この近すぎない距離感も、悪くはなかったのです。
ただ、付き合いが長からといっても、実際に二人の反応はどうなるのか正直不安でした。人の考えは千差万別です。多様性をどのように理解できるのかどうかまではわかりませんでしたしね。。。
でも結果がどうあれ、このふたりだけは「こういうわたし」を知っておいて欲しいと切に思ったのです。
急に思ったワケではないのです。ずっと、思っていだけど今まで踏み出せなかっただけでした。
でも、生き急ぐわたしがこういう決断をさせたのでしょうね。。。
彼らなら理解してくれるのだろうと信じてはおりました。でも、嫌悪感をもたれて関係が切れるならば、それはそれで仕方ないコトだとも思ってました。それだけの関係だったのです。
それに、それぞれの奥様が女性の目線でわたしを見て、どう思われるのだろうという思いもありましたしね。。。
そしてしばらくして、二人からそれぞれ連絡を頂いた時はホントに嬉しかったです。
わたしはわたしなのだから、別に何も変わらないって。。。
あ〜、泣ける言葉でした😭
その後、それぞれがお食事でもしながら、久しぶりに会いましょうという運びになりました。
おひとりのAさんとは四日市で。そして、もうひとりのBくんは静岡からやって来て、名古屋でお会いする予定でしたが、名古屋の予定はコロナ騒動でちょっと来られなくなってしまい、まぁいつかね〜って感じに今のトコロなってます😌
さて、3月にしては冷たい風の吹きすさぶ土曜のある日、四日市市までAさんにお会いしに出かけたのです。
一応、念のためにスカート履いて行きますとお伝えしておきました。そして、いつもよりもかなり丁寧にメイクしましたよ。。。
この日のお天気は、3月にしては寒く、風も冷たく気温は真冬並みとのこと😱
冬物はもうお洗濯して整理してしまったのでに、ちょっと薄着でおでかけです。コートはまだクリーニングに出してなかったので羽織って行きますけど、タイツも超厚手は片付けてしまったので、80デニール位のは残っていたので履いて行きますが、結構寒かったのですよ・・・⛄
四日市へ行くの前に、大高のイオンで見たいものあったので立ち寄ります🙋
それにしても、JR空いてましたね・・・。
さてさて、用事を済ませましたので、JRで四日市に向かいましょう〜
南大高駅から、四日市まで通しできっぷ買うよりも、名古屋で区切った方が断然運賃が安いです。距離制運賃のマジックですね。
名古屋で一旦下車して、ついでにJRタカシマヤでAさんへの手みやげを用意しておきます🎀
四日市到着〜。
さて、駅まで迎えに来てくださるのですが、名古屋を1本早い電車に乗ったのと、快速「みえ」でしたので30分ほど時間ができてしまいました😊
こんな時は、わたしは列車を眺めて時間が潰せますので、大きな広い構内の貨物列車の入れ替え作業を眺めてました🚃
子供の頃、今は廃止になった近所の貨物専用駅でこんな入れ替え作業の光景をよく眺めたものです。行ったり来たりの貨物を見るのは結構楽しいのですよ😄
後方はDD51、本線の牽引機です。
オトコの機関車〜って雰囲気ですよね。子供の頃は無骨すぎて好きになれなかったけど、最近たまに見かけると悪くないって思えるようになりました。。。
DE10の後押しでコンテナが入ってきます。
連結ガッチャンこして、編成完成です。わたしとスーツ着たもうひとかたの男性が、この光景を写真撮ってました。
鉄分の物好きやっぱりいるもんだね・・・😁
旧国鉄伊勢線の3セク、伊勢鉄道です。路線自体はJRの紀勢線方面の列車が直通しますので何回か乗ってますが、伊勢鉄道の車両には乗った事ありません。
ちなみに路線の起点は二駅向こうの河原田ですが、ここJR四日市が始発駅となってます。結構JRホームのさきっちょの切り欠け部分が伊勢鉄道の乗り場ですね。快速「みえ」や特急「南紀」の直通列車はJRのホームから発着します。
側面の立派なロゴ!
そして、車番がまんまでしょ?「イセ」って凄くない?
近鉄四日市駅とは1・5キロほど離れてます。JRの駅はとても寂寥感を醸し出してます。余所からやってきて、ここに降り立つ方は「なんて寂しいところに来たんだ〜」って思うくらいだそうです。でも、近鉄の駅の方が街の中心地にあるので栄えてて、かなり賑やかでして、そっちを見て安心するそうです😊
ちなみに今日お会いするAさんも、初めて四日市に降り立った時、やっぱりそう思ったそうですよ(^_^;)
駅構内はかなり寂れてて、昔はソコソコお店も入っていた跡が見られますが、かなり静まり返ってます。
お手洗いは改札内にユニバーサルが1つありますが、改札外は昭和のお手洗いがあるのみ。わたし、もう我慢しましたよ。。。
でも、頑張る駅員さんの手作り看板がとても微笑ましい。(*^▽^*)
会うまでの間、不思議とまったく緊張してなくて、とてもリラックスしてました。手に汗書いてなかったもんね。何故だかわかりませんけど、どことなくAさんを信頼してたのでしょうね。
殺風景な駅のベンチに座って待ってますと甲高いエキゾーストが聞こえてきてAさんのクルマが見えました🚗
アバルト595ーなんちゃらかんちゃら(595のなんだか忘れました)。。。。フィアット500とは違います。似てますが、中身が全然違います。「ザクとは違うのだよ、ザクとは・・・」というくらい違います。わたしこの車好きです💕
わたしが手を振って小走りに向かうと、ニッコリ微笑むAさんが。わたしよりもよりもAさんの方が緊張してる様子に見てとれたかな…。気のせいかもしれないけども。。。
こ~んなクルマで迎えに来て貰って、もう乗る時にドアまで開けていただいてしまって、わたしはとてもハッピーな気分だったよ。
お友達だから、別に何かの感情などないけども、わたしをオンナあしらいしてくれたコトがとても嬉しかったし、わたし高さのあるパンプスだったから、歩くときも気を使って下さってねぇ😆
いやいやってトコロで顔が緩みます😄
小気味良いサウンド響かせて四日市の街を走ります。いや〜、乾いたいい音だな〜。
食事の前にお茶を飲みにいきました。わたしがお食事前にちょこっとだけ、さらっと話しておきたかったのです。。。
あー、満面の笑み😆
それでこ~んなトラットリアへ連れてって下さいました🍴
キャンドルに火を灯して下さる🌟
最初に「これまでと変わらない感じでいいですか?」って言われて、わたしは「全然お願いします」って答えたの。むしろそうして欲しかったから。。。
普通に接してくださって、オンナあしらいしてもらえればそりゃ嬉しいけど、気にせずフツーにしてくれるのが一番だし、こんな風でも誰も気にされることもなく世間に埋没するのが目標だとお伝えしたわ。
それから彼は女装するにもイロイロあるだろうけど、わたしがどういう感じで女装しているのか質問されてきた。はがきの写真だけではわからないからって。ただ、女装したいのだけなのか、それとも性に問題を抱えているのかという風なコトですね。
わたしはこれまでの経緯をお食事しながら話しました。
子供の時の感情から始まって、いきなり50前にして、このままでいいのかしらと思い始めて、それからおでかけを急に始めて、実は日中に四日市で女装してウロウロした後、メイク落として着替えて、夜はAさんとご飯食べたこともあったコト、自分がナニモノか知るために通院しているコト、性的な指向とか、オトコの格好している時と、オンナの格好している時の気持ちがそれぞれ違って、ふたつの感情が芽生えてしまって厄介で理解されようもないけど、もうなんともならないコト、それからあの子とのコトとかね…
なんとなく通院する内に自分がなんなのかわかりかけて来たけど、一応診断出るまでは 通院したいと思っているコトなどなどイロイロ・・・。
特段、不思議がるワケでもなくフラットな感じで聞いて向き合ってくださったのも嬉しかったな。
Aさんは写真見てすぐにわたしだとわかったそうで、理由を聞くとわたしは目が特徴的だからとのこと。あ〜なるほどねって思いました。でも、奥様は全然わからなかったそうで、だれやろ〜?って言ってみえたそうです。ははは・・・😁それと、お褒めの言葉も頂いてわたしに伝えて下さいまして嬉しかった~
奥様の反応はちょっと気になっていたから少しホッとしたわ。わたしは女性に嫌悪感持たれるのが男性に嫌悪感を持たれるよりも苦手だからねぇ。
わたしがこうなってからの、ここ数年の心の動きとかも聞かれたけど、余りうまく答えれなかったな。自分でもよくわかんない部分もあるし、なんだろうねぇ。。。
全ての料理を彼が取り分けてくださるのです。。。ハッピー過ぎるお食事ですよ❤
前菜〜。イタ飯の名前は覚えれない〜😵
メインのお魚🐠スズキのグリルだったと思いますが、神経が別のところに集中してて、忘れてしまいました。
メインのお肉料理。こちらはビーフです🐮
あ〜、パスタ撮り忘れているな・・・。カルボナーラ美味しかったのにね😌
わたしは首がちょこっとばかり太いです。まぁ、体に比してという感じですけど、Aさんに言われて、ちょっとだけ恥ずかしかった。太くなっちゃったから、だからチョーカーとかストール巻いて隠しているんですよって伝えたけど😓お食事中はストール外すからねぇ。
デザート🍓
チェックの際、彼が済ませてくれたので半分お支払いしようとすると、「エールを込めてごちそうしときます」と。あ〜、この人は昔からこういうところがスマートで、とっても男前なんだよな〜って。もう、恐悦至極で感動して泣きそうでしたよ😢
「友達にこういう感じのことを打ち明けるのは、とても勇気がいったと思うけど・・・」って。勇気というより、わたしは「友達」と呼べる人に、こういうわたしもいたといことを知って欲しくて、いつか死ぬ前に後悔のないようにしておきたかっただけですよって。
もうずいぶん前のお話もしたりしたけどね。なんで、あの時はあんなに頑張ってんだろうねって。あの時のみんなはどうしているんだろうね〜って。
わたしは、ある大事な大会で一瞬集中力を切らしたおかげ大きな致命的なミスを犯してしまったことがあって、史上初の記録を逃した事がある。
もうその晩は悔しくて一睡もできなかったくらいの出来事だった。この事を夜中メールで綴っていたけど、翌朝、「来週ご飯行きましょうか?」って。この人は翌週に名古屋まで来てくださって、基本飲めないのに、わたしに付き合ってコロナビールを飲みながら淡々と聞いてくださって、わたしは随分と救われたのを思い出したわ。
わたしはいつもストレートで誰にも媚びずに戦っていたけど、Aさんはそういうところが良かったんだよって。媚びて仲間に入れてもらようなことはせず、そんなコトをするくらいなら、孤高で十分だと思っていたからなんだけども。でも、そういう姿勢は逆に人を集めたらしい。近寄ってくるんじゃなくて、離れて遠巻きに注目してるような感じかな。かなりピリピリしたオーラ出したてから、近づいて来る人は余りいなかったです。
でもね、「武士は食わねど高楊枝」じゃないけど、サムライの矜持みたいなものをずっと持ってたつもりだったから、でもAさんがわたしをそういう風にわたしを見てた話は初めて聞いたのですよ。
帰りもJRですので、駅まで送っていただきました。
どっか、明るいトコロで撮っときゃよかったのに、照れ臭くて降りる帰り際のアバルトの中で記念に1枚一緒に撮りました。載せませんけどね〜。。。
満たされた気分で帰りの電車です。
跨線橋を走って登って降りてギリギリ乗車です😵JRは本数少ないから、逃すとこの寂れた駅で待たないと行けなかったので、パンプスで爆走しました〜
でも、無茶するから、また靴がすり減ってしまった・・・😱
髪伸ばしたと思われてて、ウイッグですよって。自毛も伸びてますけど、艶ないし、白髪のお手入れ大変だからと。でも、アクアドール恐るべし。結構自毛に間違えられたりするのです😅
寒い夜だったけど、ココロぽかぽかで帰りましたよ。お会いして良かったな〜😊